使用済みの車は、年に何台出て、どこへ行くのか。解体業の許可、抹消の手続き、税金の還付、シュレッダーダスト、リユース部品。国の統計と法令、役所の案内の原文にあたって書いた読みものです。記事ごとに、最後に出典を並べています。
産業のすがた
01解体業者は、全国に何社あるのか統計の分類、法律の許可、動いている事業所。三つの数え方で見る02使用済みの車は、年に何台出て、どこへ行くのか一年に 256 万台。長く乗られ、海を渡り、解体に回る車は減っている03リサイクル料金は、どこに預けられ、どこへ払われるのか新車のときに預けたお金が、解体の日まで待っている。八千億円を超える残高の中身04日本の中古車は、どこへ輸出されているのか一年に百六十万台あまり。行き先の顔ぶれは、十年でどう変わったか05車は、どの県で解体されているのか千葉、北海道、愛知、茨城。東京は十年で半分以下に。都道府県の数字で見る解体の地図06輸入車と並行輸入車は、だれがリサイクルするのか大きな輸入業者、小さな輸入業者、義務を負う者のいない車。三つの道を読む
法律と手続き
07自動車リサイクル法は、何を決めた法律か三つの品目、四つの業種、一台ずつの記録。二十年たった仕組みを読む08一時抹消、永久抹消、解体届出は、どう違うのか「廃車」という名前の手続きはない。車の登録を消す道を、役所の案内で読む09車を解体すると、税金はいくら戻るのか重量税は申請して戻り、自動車税は月割で戻る。国税庁と東京都主税局の案内を読む10エアバッグとフロンは、なぜ必ず回収するのか解体の前に抜くもの、外すもの。九割の車に付いている二つの品目を数字で読む11捨てられた車は、どこへ消えたのか二十一万台から四千台へ。不法投棄と不適正保管の二十年と、離島を支える仕組み12事故や災害で壊れた車は、手続きがどう変わるのか税金が止まる日、証明書、別の還付の制度。役所の案内で読む
資源と部品
13シュレッダーダストは、どこへ行くのか一台から 192.2 kg。再資源化率 96.7 パーセントの中身と、埋め立ての減り方14リユース部品は、どこまで信頼できるようになったか定義、保証の基準、在庫の共有、CO₂ の数え方。業界団体と国の資料で読む15電動車の電池は、解体の現場をどう変えるか新車の半分近くがハイブリッド。解体に来るのはまだ少ない。十五年先までの見通しを読む16鉄スクラップの値段は、車の値打ちをどう決めるのか一トン四万円から五万円台。一年で三割動く相場と、解体業の関係を読む17車のプラスチックは、もう一度、車になれるか残りかすの中の十七万トン。年に二十万トンという目標と、解体の現場に回ってきた役目18車の触媒には、どんな金属が入っているのかプラチナ、パラジウム、ロジウム。世界の需要の大半が車に向かう金属と、回収という鉱山
寄稿:山岸 勇輝(Yuuki YAMAGISHI)。独立研究者。yamagishiyuuki.com